容疑者Xの献身-☆

CALM

2008年09月18日 15:27

ピミリ イエヨ(≧∇≦)♪


こんにちは。 りかです。


文庫になってて、しかも映画化も決定していたなんて

慌てて読みました


容疑者Xの献身 -東野圭吾-




ガリレオこと物理学者の湯川助教授が、化学を元に奇妙な事件を解決するトリックくずしがメインの短編シリーズ初の長編です。

単なるトリックくずしの推理小説ではなく、思いっきり深い読み物になっていました。表現おかしいですが、そうでした。(´∀`*)


人物描写がうまくて、スルスルと物語に引き込まれていきます。場面展開やテンポも好き。
まるで映画を観るように、映像が次々に浮かぶ文章運びも素晴らしいです。


今回の主人公 高校数学教師 石神先生の人物像が細部に至るまで計算されて作り込まれています。容姿、表情、過去、性格、思考などのすべてが、読者を驚かせるトリックを完成するために必要不可欠なものです。


映画では、堤真一が石神先生を演じますが、どんな魅力をみせてくれるのか、今から楽しみです。o(*^▽^*)o~♪


読み終えた感想として、レビューや宣伝などで、「究極の純愛」との言葉をよく目にしましたが、ワタシには 「偶像化した神への盲信」に思えて、背筋が冷たくなりました。


映画に興味がある方は、読んでから観る、観てから読む、どちらでも是非ご一読をお勧めします。


本のそばにいつも****************************


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